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トロントは雨。雷鳴が轟いています。
ノバスコシアからのフライト。タッピは窓の外を見て大はしゃぎ。
飛行場では:
「トラック!トラック!エアプレーン!」
空の上では:
「なあに?なあに?とりとり!」

2ヶ月前に日本から帰って来た時は、泣きもしなかったけれど特に興味も示さなかった。
今回はすべてのものに興味津々。始終笑顔で、キョロキョロしていた。

現在は友人の家に滞在している。タピが生まれる前に私がベビーシッターしていた男の子のうちで、彼は今3歳なので、よくタピと遊んでくれる。

新しいアパート2つを見に行った。どちらも気に入ったので、アプリケーションを送り、結果待ち。どちらもすでに5つのアプリケーションが送られているので、クレジットチェックを経て、一番ふさわしい人がテナントとして選ばれる。結果がわかるまでは、他のところも探す。

トロントの街に1年ぶりに戻り、前住んでいた近所をマイケルとタピと歩く。夢の中にいるような、佐賀での一年が夢だったような、不思議な気持ちになる。

夏のトロントは臭い。尿の匂い、生ごみのような匂い、マリファナの匂い、顔をしかめたくなるような得体の知れない匂い。だけど、街を歩きながらやっぱりトロント好きだなあと顔がほころぶ。耳になじみのない言語、大きなアイスクリームの箱を二つのスプーンでつつきながら歩くおじいさんと孫、気ままなファッションに、適当なサービス。全く異質なものが、共通の面を見つけようと努力もせず、そのままゴロゴロしている感じが、なんとも言えず心地よい。

with Glenn Gould

私たちのセカンドトロントライフ、良いスタートがきれますように。

record

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今回2ヶ月の滞在で読んだ本。これプラス、ウィーワイフィー、プラス、芥川の短編二つ。
マイナスのthe love of good womanの最後の短編2つとグレングウルドの伝記後半。
お義母さんの本だから持って帰れない。また来た時に読む。

お義母さんとの関係が今回は難しかったけど、二人とも本が好きなことで結構救われた。
毎晩寝る前に読書するので、朝起きてコーヒーを飲みながら本の話ができたし、
ギクシャクした時も、オススメの本のことを聞くと、内面が少し見えるような気がした。

私の英語の短編も熱心に読み、エディティングしてくれたし。

物事は流動的。同じ形で止まることはない。
だから今回のギクシャクも、そこで感じた事や学んだことも、
柔らかく将来に繋がっていけばいいな。

何はともあれ、愛をいっぱいに感じた2ヶ月でした。

Do Not Say...

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荷造り。パッキングは嫌いだけど、今回のパッキングはちょっと嬉しい。
今回の滞在は、お義母さんとの距離の取り方が難しく、結構ストレスだったのだ。
2ヶ月はやっぱり、長かったかなあ?

ここから1ヶ月、またバタバタ動くけれど、
トロントで良いお家を見つけられますように!

日本に帰っていた一年で、ハウジングプライスが超高くなってるので、
今までみたいにダウンタウンの中心には住めないかもしれないけど、
タッピとお互いの仕事に良いロケーションが見つかるといいな。
頑張ろう。

***



I really liked the story and characters and it was very informative about Chinese modern history, especially from the eye of one family over more than three generations. I loved her metaphors and emotional descriptions of Zhuli, a young violinist whose parents are criminalized politically. However I found it hard sometimes to keep the rhythm  of my reading. So many different tones are acquired for this 450 page long novel, and if you're not careful, you can get lost pretty easily, not in a way you're absorbed but you're confused with the information given. The story had a lot of repetition of themes and many events felt stretched out for no reason. One thing I can think of is that this book focuses on the lengthy process of so called '…

labradorite

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パールアクセサリー職人のミシェルを訪ねに、マホンベイへ。
いとこのアンとエミリーに何かプレゼントしたくて、子供用のパールアクセサリーをミシェルが作ってたのを思い出したのだ。

マホンベイも、ルーネンバーグも夏は観光のハイシーズンなので、忙しくなってきた。プラス、今年は工事がとても多く、車での移動はちょっと面倒臭い。

ミシェルに会うのは1年ちょっとぶり。彼女の作品と人柄がとても好き。
いとこへのプレゼントを選んでいたら、タピに貝殻をくれたり、シャボン玉で遊んでくれたり。相変わらず優しい。

「これ、とてもキツネに似合うと思うよ。」とマイケルがプレゼントしてくれたラブラドル長石とパールのネックレス。この灰色の石、初めて見たけど、ラブラドール地方で採られたものだって。英語での名前はラブラドライト。


「嵐の海みたいでしょう」ってミシェル。ロマンチック。
久しぶりにマイケルからアクセサリーをもらった気がする。とても嬉しい。
誕生日でもなんでもないのに、ありがとう。

タピもミシェルのパールが大好きで、私の黒真珠のブレスレットを触って、いつも
「パール、パール」と言っています。
***
最近ハマっているのは、夜の古本屋さん。
ルーネンバーグにエリザベスの本屋さん、という古本屋さんがあって、
引退した船乗りさんが経営しているのだけれど、お話が面白い。
面白い本もあるし。

毎日、夜8時からしか開かない、不思議でチャーミングな古本屋さん。

その斜め向かいにレキシコン本店があり、そこは昼間しか空いてないけど(古本屋でもないけど)、本のセレクションがとっても素敵!シャーマンアレクシーの新作や、フィッツジェラルドの最近出た短編集や、フェミニズムの本、漁師さんのテスティモニーの本など、様々なジャンルをビシッと抑えてて、ドツボ。

その隣に、ナンバー9というオシャレだけど、放任主義なカフェがあるので、そのキツネトライアングルを、タピはおんぶで、ぐるぐるしながら過ごすのが最近の楽しみです。

タピはおんぶから身を乗り出して、私が手に取る本を一生懸命見るので、それも可愛くて好き。

「ぶくぶく、ぶくぶく」
***

古本屋で最近ゲットしたのは、DHローレンスのSons and lovers。ノバスコシアで読み切りたい本がまだ数冊あるので、うまく読めたらいいな。1970年代のペーパーバックで、1ドルだったよ。ト…

One Moment At a Time

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トロントからいろんな仕事の話が来る。
タピと一緒に生活するようになり、仕事を受けるときの姿勢が変わった。

私は仕事が来ると極力NOと言わないのがポリシーだったけど、
今はノーと言う時もある。

それは必ずしも時間がないとか、そういうことではなく(もちろんそれもあるけど)、選択する何らかの基準が自分の中にできたということで、ノーと言うのは苦手だけど、精神衛生上、必要なことだなと思う。

特に翻訳のフィールドはどうかすると、安価であまり重要でない歯車だと思われがちなところがある。二ヶ国語喋るんだから、翻訳なんて簡単でしょう、と言う感じの雇い主がいるし、そう思って安いお給料でもお仕事を受ける人もいる。だけど私は(ものにもよるが)、結構一つ一つの言葉にこだわって、誤解なく届けたい(特にドキュメンタリーなどで微妙な心の揺れの表現などがあるとき)と思っているので、言葉を軽く扱う制作者と働くと、辛い。それでも自分の納得できるまでできる限り取り組むけれど。今までは自分がしなくちゃ、となんだか自分を追い込んでいたけれど、私がしなくてもいいものもある。縁があって出会ったけれど、それを手放しても別にいい、という当たり前のことに気がつき、もっと誠実に目の前のことに取り組めるようになった気がする。



英語のレッスンも、頼まれてもないのに、いつまでにこれを終わらせる!って意気込んで、生徒さんとちょっと足並みがずれて、それに気がつくことができてから、とてもいい感じ。

タピといる時も、他のことを考えていたりするとき、タピには分かるみたい。
目の前のことに精一杯。その分、ラインとかメールとかの返信は特定の時間にしかしない。フェイスブックやインスタグラムも決まった時間。

いくつもの方向から様々なディマンドがあって、自分の自由にできる時間がなくなってから、一個一個の瞬間にコミットすることの大切さを学んだように思う。

hug hug hug

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故郷は大雨。家族に連絡して無事を確認。
離れると改めて日本は自然災害が多い国だなあと感じる。
地震や大雨のアラートを携帯に受け取るたびに、不安になる。

ルーネンバーグは、気持ちの良い抜けるような青空。

ビスケットイーターに行って、ウィーワイフィーという100年以上前の小説を飛ばし読みした。最後に短編が載っていて、あまりに素朴なラブストーリーに、現代でこれを書いても出版はされないだろうなあ、そして、こんなにシンプルで可愛らしいお話が読まれていた時代っていいなあとクスクス笑いながら読んだ。マイケルに一節を朗読したら、「すごいアメリカっぽいね」というコメント。同じ時代に書かれたシャーロックホームズの推理小説を最近読了したけど、言われてみれば、違う。まあラブストーリーと推理小説だから、根っから違うけど、ウィーワイフィーはとてもメロドラマチック。ハートマークがゆらゆらページから漂いそう。

そういえば木曜日は、ファーマーズマーケットの日。朝早起きして、歩いてマーケットへ。無農薬イチゴと大根をゲットし、いつものコーヒースタンドでダークローストのスモールコーヒーと、チョコレートクロワッサンを買い、公園へ。イチゴとクロワッサンで朝ごはん。タッピはいくつもイチゴを頬張り、お腹がいっぱいになったらイチゴを投げ始めたよ。最近、物を投げるのがブームみたい。

午後は仕事。ナンバーナインというカフェで、ユーカリミントティーなるものをお供にポメラでお仕事。ポメラは、書くことに特化したマシーンで、インターネットできないので、仕事するしかないのね。重宝してます。

それから今読んでいるのは、グレン・グウルドの伝記。小さい頃からすごい才能を発揮したけれど、変わり者だったみたい。とても楽しく読んでいるけど、もっとクラシック音楽の知識があったらなあ。もっと楽しめるだろうなあ。

最近暇があれば本を開いているので、タピも本を持ってきて、
「アビアビアビ、ブカブカブカ」と言いながら、本を私の隣でペラペラめくっています。
なんでこんなに可愛いのかなあと、抱きしめたい気持ちで始終いっぱいです。

belonging

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締め切りが伸びた分、何度もなんども手を入れなおし、なんとか提出。 今度の原稿の締め切りは来月末。 楽しみ。
カナダデーの今日。 だけど、ファーストネーションのことを考えると、お祝いする気になれない。 もともと私は、ナショナリズムがあまり好きじゃないし、感覚としてあまり理解できないので、斜めから見てしまう。 CBCのニュースレポートで、 「カナダ人より礼儀正しい人はいないよ」と言っていて、 でもおそらく、多くの日本人がそう言うだろうし、 物差しは人それぞれで、 「日本人は〇〇」「カナダは〇〇」と言う容易に発されるステートメントには、 なんら根拠がない場合がとても多い。
違和感その2 カナダの歴史は、先住民迫害の上に成り立っている。そちらを抜きにして、お祝いするのは、やっぱり変。
「このセレブレーションに、私たちの居場所はない」って、ファーストネーションの友達が言っていた。

BCでは、カナダ150プラスと言うリブランディングで先住民への配慮をしようと言う取り組みがあるらしいけど、リブランディングでいいのか、そういう簡単な問題でもないだろうとやっぱり、思ってしまう、祝う気にはなれないのだ。

ルーネンバーグの街を歩くと、赤と白に身を包んだ人がいっぱい。 マホンベイのビスケットイーターでもそんな感じ。 花火も上がるらしい。

カナダ人の夫と、カナダ人の息子がいる。 私は日本で生まれ育ち、日本人である。カナダに住んでいる。
ということは、当然意味を持つのだけど、 今日は違和感しか感じない。赤と白の国旗を見ながら、 改めてナショナリズム、ペイトリティズムって、なんだろうなあと、 曇り空の下考えます。