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Showing posts from March, 2019

the benefactor

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ベッドの上。スーがクークー、音を立てている。泣くでもなく、話すでもなく、クークー、という音を口と鼻のあたりから出している。

最近天気が良いので公園遊び。先週気温が少し高くなってタピと一緒に行ってみたら、グラウンド一面がびっしり凍っていた。でもここ数日はぬかるんだ小道があるだけで、芝生や公園のグラウンドは乾いている。

昼間はタピと目一杯遊ぶ。すーはまとめて寝てくれる。だけど夜は授乳の時間が長い。なので本が読める。ナイトライトの下で日本語と英語の活字を追っていると、どっぷり作品の世界に入れる。

スーザン・ソンタグは名前だけ何度か聞いたことがあり、「ソンタグ」という響きが好きでずっと読みたいなあと思っていて、古本屋で見つけた彼女の小説「ベネファクター」。



ここまでは数日前に書いた。すーの泣き声で中断される前。本の感想を書こうと思っていたけど、やっとラップトップを再度開けた今、ベネファクターの後、既に小川洋子さんの「妊娠カレンダー」を読み終わり、今カミュの「異邦人」を再読しているところで、「ベネファクター」読了直後のフレッシュな気持ちが消えている。

「ベネファクター」は夢の話。というより、一人の男が夢を深く分析、そして夢で見たことから得たヒントをなるべくに忠実に現実世界で実践していく中で自己や人生についての発見していくお話で、まず、最初の章でお金持ちで理想ばかり追う主人公がすごく鼻につくのだけど、最近「アイディアリズム」と現実社会との折り合いについて考える機会の多かった私にはタイムリーな本だったので、読み進めた。

ビッグワーズが多く、夢の話なのにとにかく説明的。「なのに」というのはおかしいかもしれないけど、私にとって夢(夜見るやつ)って、とにかく世界がどんどん動き、あまりこう「言葉的」というよりも「映像的」なのだけど、主人公の夢はすごく説明的で、その分析もすごくまどろっこしいのに、トリッピー。

また、時代的なものから今では考えられない言葉遣い(マイノリティや他の文化圏に対する)やノーションも散見された。でもそこか時代的なものと考えて読めば興味深い。そして夢と現実の境目が曖昧になっていき、突拍子も無いことが次々と起こっていく。(読むの結構疲れる)

今、私が寝起きでこれを書いているので、なんだかわけがわからなくなってきた。

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夜八時半で寝起き。すーを寝かしつけて、タピを…

molecules

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毎日外出する。買い物でも、散歩でも、とにかくお日さまが出たからには、外に出なければ。

今冬はとにかく雪が多く、凍る日も多く、妊婦で、そして新生児を抱えて、とにかく外に出られない日々が続いた。産後一ヶ月を過ぎ、体も大分整ってきたのと同時に少しずつ気温も上がってきた。

授乳中読書に便利なのが文庫本。散歩が恋しかったからか、母が日本からたくさん持ってきてくれた小川洋子さんの本の中から選んだ一冊。



とても素敵な世界観を作り出す小川洋子さん。このエッセイ集ではその机の上が少し見えたような気がした。ハダカデバダケネズミへの愛やイチゴの虫食いの芸術的な描写など、小さな世界に筆者が持つ敬意、人間という存在への謙虚さが感じられて、共感と驚きでもっと作品を読んでみたいなと思った。


そして続けて「ことり」。エッセイ集の中で「作品のために鳥について四六時中考えていた時期があった」というようなくだりがあり、読んでみたくなった。気がむく限り続けて和書は小川さんを読む予定。

bullet journaling

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新生児がいる生活は、両手が自由になる時間が極力ない。(主に授乳のため)

なので、パソコンを触る時間がとても限られる。

もっぱら日々の記録はこたとスーが寝ている時にナイトライトの元、書いている。

こたの時、言葉で書くのが億劫な時にスケッチをしていたのが良い記念になったので、
今回は積極的に絵をジャーナルに描くようにしている。

年の初めに友達にバレット・ジャーナリングというものを教えてもらった。自分で作るスケジュール帳のようなもので、日付、曜日などを書いて予定管理をするもの。だけどスケジュール帳ではないので、何を書き込んでもよく、自分の生活の情報をひとところに集められる優れたツール。(詳しくは下のビデオを参照。他にもたくさんチュートリアルのビデオがある!!)



大学ノートでもなんでもいいので、ノートに1年分の見開きカレンダーを書き込み、それから一月の見開きカレンダーなどを書き込んでいく。基本的に月単位で日付は書く。最初はなんでも自分で書き込まないといけないので、ずぼらな私には無理やん、とか、普通の手帳買ったらよくない?とか思っていたけど、やってみたらすごく便利。

私はスマートフォンがあまり好きなじゃなく、紙好きな人間なので、単語帳、スケジュール帳、ストーリーの種手帳など、とにかく持ち歩くノートが多い。だけどこのジャーナリングの方法に変えてから、全部をまとめて一冊持ち歩けばいいので、すごく楽!YouTubeのチュートリアルのように凝ったことは全くせず、自分のペースで自分の使いやすいようにアレンジする。



このジャーナリングを進めてくれた友達が久しぶりにトロントに来たので先日一緒にランチ。彼女はこれを初めて3年目で、曰く、やるほどにうまくなるそう。

わざと一ヶ月分しか書かないことで余白が多く生まれ、その余白に絵を描いたり、私の場合、そのとき読んでいる本の情報や新しい単語のメモ、出会った素敵な詩をうつしたり、自分が訳した方が絶対いい!と勝手に判断した訳と原文をメモしたり、前からしていたカテゴリーごとのチェックリストを作ったり(家族、仕事、マイケル、こたすず、などのカテゴリー別に短期で達成可能な努力目標を立てる)、盛りだくさん。

どんなに書いても、スペースの心配はなく、一年に何冊ノートを使ってもいいわけだから、気が楽。

ページが変わる時、月が変わる時、ノートが変わる時に、ジャーナ…