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息継ぎ

 ずっと訳したかった短編を訳し始めた。 現在、小説の訳を終えて、実用書の訳に入っているのだけれど、やっぱり私は詩や小説や、短編を訳している時間が好きみたいで、その訳を読んでくれる人がいるかどうかの前に、訳さずにはいられないのだと思う。   翻訳の息抜きが翻訳なんて。   でも、多分私が今息抜きしているのは、翻訳からじゃない。 この沈みがちな気持ちから。周りでどんどん悪いほうに物事が向かっているのに、何もできずに、拡散や署名くらいしかできずに、手をこまねいている無力感に苛まれている場所から、少し顔をあげて呼吸をしたい。   夢を見た。 炎がちらついていて、あれは聖火なの?と尋ねたら そこにいた女の人が、違うわ、あれはFuneral pyreなの。   鮮明な火柱のイメージが頭から離れなかった。 夢ならば、覚めてほしい。

ただいま

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 とても久し振りにブログに向かう気持ちになりました。 すーがよく眠るようになったのが、大きな理由かな。   東京での住処が決まり、越してきてちょうど一年。 みなさん、いかがお過ごしでしょうか。 私は出版翻訳の道に足を踏み入れ、今年、訳書が3,4冊刊行される予定です。 すーは保育園には預けず、上の子も幼稚園なので時間の捻出が難しいですが、 それでもなんとかマイケルと協力して、翻訳を続けています。 翻訳家になろう、という気持ちではなく、素敵な作品を是非紹介したい、 と思ったところから始まった冒険なので、ぶれずに、そしてブログの名前の通り、波に運ばれるままに、ぷかぷかと泳ぎながら、見える景色を楽しみたいです。   家族と過ごす時間、ことばに浸り潜っていく時間、 どちらも無いと、私はダメみたい。    これから、少しずつまた日々のことを記録していけたらと思います。 どうぞよろしくお願いいたします。 きつね こと いくみ

temporary but perfect

やっと東京に「住む」実感がわいてきた。 なんだか観光しているような日々が終わり、 落ち着いた生活へ。 あまりにもアパートが見つからず、 八方塞がりな感じがしたので、 思い切っていったんやめた!! やーめた! 今住むところ、仮住まいだけどとりあえずあるし、 一回休憩して出直そう。 ということで、日常。仮の、だけども。 たぴも幼稚園にとりあえず通わせて、と、いろいろ整えていたら、 コロナウイルスの影響で、 幼稚園お休みになった。 おうちでたぴとすー。 お預けサービスも一か月先までいっぱい。 なので、4時半に起きる生活に切り替えた。 仕事のため。 なのだけど、今は横にたぴがいて、 ぼくもお仕事するーって 一緒に机に向かってる。 毎朝たぴとすーが起きてくる。 今日も一日よろしくお願いします。 一緒に窓を開けて、一日にそう挨拶できる何もない日々が、 ありがたい。

Tokyo

東京に来て、二週間くらい。 思っていたよりも、人が優しく、 食べ物がおいしく、おもしろい。 子連れでの移動は朝のラッシュを避ければ、 今のところ不便は感じないし、 うわさに聞いていたような、ベビーカーに対する嫌がらせも受けていない。 これからの生活の中でそういうのに遭遇することもあるだろうけど、 それは、トロントでもおんなじ。 一番のショックは、夫が外国籍であることで、 アパートの内見を断られることが多々あること。 早く引っ越して幼稚園などいろいろ決めたかったのだけど、 まだ時間がかかりそう。 でもそのぶん、たぴとすーとゆっくりすごせる時間ができて、 めいっぱい三人で楽しんでる。 先週末までは母も手伝いに来てくれていたので、 ゆっくりとしたトランジッションができている。 たぴは、お友達と離れてさびしそうだけど、毎日ビデオレターでやりとり。 まだ東京で新しい友達はできてない。 それは私も一緒。笑 親子でゆっくりと素敵な人が歩いてくるのを待っている。 フレッシュな食材が手に入りやすいので(トロントに比べて)、炊事がすごく楽しい。 料理の腕が上がったような気持ちになる。 たぴもすーも、マイケルもいっぱい食べる。 外との関係がまだできていない分、家族四人で、ころころ遊んでいる。 まだまだ落ち着くのには時間がかかりそうだけど、 こんなチャンスを与えてもらって、すごくありがたいし、 やっぱり私は新しいところでいろいろ発見するのが好きなんだなあと感じる。 すーとたぴと、街を歩けば歩くだけ、わくわくするし、 もっともっと、と欲張りな気持ちになる。 これからどうぞよろしくね。 東京。 (佐賀→コロラド→トロント→東京)

dancing

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ふるさと。有明海。 トロントとはまるで違う場所。 なんだか、流れる時間も違う。 落ち着くけど、窮屈。 なにも変わらない。 わたしも、きみも。 たぴは寂しそうだけど、私の母がうまくクッションになっているようで。 おばあちゃんって、偉大。  マイケルと出会った場所。 ふたりが出会ってもう10年。 大好きなのも、変わらないわ。 時差ぼけを抜けつつある今日、また仕事を始める。 やっぱり、引っ越しでも、なんでも、 できるだけ引き受けて、続けてみることにした。 できるかぎり。 少し無理をしてでも、わくわくするし。 元気が出るし。 たぴがアルファベットをくるくる書いて、 「マミー、これは踊っているPだよ」 そうだ、文字は踊る。 文字が集まった言葉も踊る。 怒ったり、泣いたりもする。 少しでも、伝えてくれるその感情に、正確な新しいお洋服をあげれたら。

your little universe

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we're packing slowly... 東京への荷造り。 日本に行く日までのカウントダウン。 仕事も本の最後のチャプターが今月で終わりそう。 映画も撮影に入り、私の役目はおそらく字幕付けまで来ない。 先月から新しい仕事の受注は受けていないので、チャプター終わりで、 私のギアはトロントへのお別れと、引っ越しに完全にシフト。 最近タピが夜になく。 「トロント大好きなのに、どうして引っ越ししないといけないの?」 「そうだよねえ。悲しいよね。トロントのどこが好き?」 「このおうちが好き。ぼくはどこにも行かない。」 お父さんとお母さんがいるこの小さな空間が、子どもにとっては宇宙のすべてなのだと、保育園の先生が言っていた。 nebla from Space.com たぴは最近、宇宙にすごく興味があって、先日もロケットの打ち上げの中継を見たり、毎月の宇宙の注目イベントを一緒に読んだり。私は全然詳しくないので、たぴと学ぶのだけど、宇宙のことを考えると、なんて私たちの存在は小さいのだと思うと同時に、その小さな世界の小さな体のたぴが持つ、想像力や力の大きさにはっとする。物理的な小さなって何のはかりにもならないや。 だから、たぴが私たちのつくったおうちという小さな宇宙で、 それがなくなることを恐れて泣いてくれるのは、 せつなくて、悲しいけど、うれしく、いとおしい。 マミーとダディとたぴとすーの宇宙は、いつも変わらずにあるよ。  と言って、10秒ぎゅーをする。 10秒ぎゅーは、心を込めて10秒ハグすること。 うちの秘儀。 悲しい時も、ハッピーな時も、はぐして、10かぞえる。 あたたかい。 マミーの心臓の音は、今日もすてきだねえ。 すーの心臓の音は、今日も元気だねえ。 すーの心臓には小さな穴があるので、心配する私を安心させようとたぴはそう言ってくれるのだと思う。 ダディはジュピターのように大きいから、心臓も大きい音がするよね。 今日も太陽のまわりを、僕はまわるんだよ、マミー。 あたたかいねえ。 毎日いそがしいけど、みんなでがんばろう。

Mr.Messy

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ハロウィンは何になりたい?とタピに聞いたら、 クジラ!! 鯨のコスチューム難しいかもしれないから、念のためにもう一個教えといて? うーーん、、ミスター・メッシー!! 最近このシリーズが大好きなタピ。 どっちも難易度が高くて困る。。